2021年12月沖縄読谷むら咲むら[琉球ランタンフェティバル]が開催されます。
よみたん夜あかりプロジェクトです。
その際に建物を1つ使ってプロジェクションマッピングを行います。
今回公開する絵本とスライドショーはランタンフェスティバルで行うプロジェクションマッピングのストーリーです。
光の妖精ひなりんと、沖縄の妖怪キジムナーの物語
どうぞご覧ください😁
そしてイベント当日はプロジェクションマッピングで楽しんでください😁
光の妖精ひなりんとキジムナーの物語

ここは沖縄の森の中。
めったに人は入らないずっとずっと奥の方。
光の妖精ひなりんは三線に太鼓、踊り、歌い、まるで毎日がお祭りのよう…

楽しそうな音楽に誘われてキジムナーが遊びにやってきた。
それを見てひなりん達はびっくり!
たちまち家の中に隠れてしまった。
「おーいおーい どうしたんだよ?一緒に踊ろうよー?」
「……ひそひそ(なんだいあのきたない格好は?きっと悪いやつに違いない。あんなのと遊んだらバチがあたるよ)」
誰も相手にしてくれません。
キジムナはひとりぼっちでしょんぼり….
「ただみんなと遊びたいだけなのに…..」

そこへまだ小さなひなりん[ラン]が話しかけてきた。
「ねーねー、なんで泣いてるの?」
「僕はいつも1人ぼっちなんだ…何も悪い事なんてしてないのに」
「じゃ一緒に遊ぼうよ!ランも外にいって遊びたい!」
「本当に?いいの?」
「うん!」
「やった!やった!そしたらさ海に行こうよ!魚がいっぱい泳いでる場所があるんだ!」
「うんうん!ラン海いきたい!」

ぶくぶく…
「わー!すごい!こんなにたくさんのお魚初めてみた!」
「キレイだろ〜もっとすごいの見せてあげるよ」
ぶくぶく…
「カメだぞー!ほらほらラン背中にのって!のって!」
「すごーい!キジムーすごいねー!」

たくさん遊んだランとキジムナーはもうすっかり仲良し。
そして家に帰ってきた。
「ねー!次は何して遊ぶ?」
「よーし!次はかくれんぼだ!」
2人が遊んでいる影で、ひなりん達が口々にうわさ話。
「あ〜大変だよ。あんな所で遊んでたらバチがあたるよ。
「家が壊れちゃうよ」
「誰か止めないと。もう言ったの? 」
「誰か病気になったらどうするんだろうね」
ひなりん達が影口をいうたびにぽつぽつと黒い玉が飛んでいるように見えます。
そんな事は気にせずに2人は楽しく遊んでいました。

そこへランのお母さんがやってきました。
「ちょっと!あんた!私の子と遊ぶのやめてちょうだい!」
「え!ごめんなさい、、でもどうして??」
「あんたと遊んだら病気になるそうじゃないか。みんながそう言ってるんだよ!」
「そんな事ないよ!」
「やだ!もっとキジムと遊びたい!」
「だめ!だめ!早く家に帰らないと。また何言われるか、、何かあったらどうするの!?」
「…….」
キジムナーはまた一人ぼっちになってしまいました。

キジムナーが帰る後ろ姿をみながら、ひなりん達がコソコソ
「あ〜怖い怖い。早く帰ってほしいね」
その時です!
ガタガタガタ!!!!!
建物が大きく揺れ始め、ひなりん達の口からでた黒い玉が集まります。
ガタガタガタ!!!!!
ガタガタガタ!!!!!
あっという間に黒い玉は1つとなり妖怪「バチ」が生まれてしまいました。

妖怪バチは「悪い噂」のまま、建物を壊し、燃やし、病気にさせようと暴れます。
「たいへんだ!こっちこっち!みんなこっち!」
「きゃー!!」
「にげろー!」

「怖い怖いよ…..」
「ラン!」
逃げ遅れたランは、その場にうずくまってしまいました。
ランとお母さんはバチに飲み込まれそう。
「まてー!」
そこへキジムナーがバチを吹き飛ばし助けに来てくれました。
「早く!早くここから逃げよう!」

怒ったバチは、キジムナーにまきつき、取り憑いてしまいました。
「うぅ….う!」
「キジムー大丈夫? わ!!」
キジムナーはランとお母さんを吹き飛ばし、次々と建物を壊していきます。

「キジムーどうしちゃったの?元に戻ってよ!」
ランは吹き飛ばされながらも何度も何度もキジムナーを止めようとします。
小さな体はもうボロボロ…
「そんな悪い妖怪なんかに負けないでよ!また一緒に遊ぼうよ!」
そんな時、ランの帽子が光り輝きました。
「うぅ….」
ランの光にバチが苦しんでいるようです。
「これだ!!」
ランは想いを強くし、キジムナーに抱きつきました。

「キジムー!!今助けるからね!!!!」

「あれ?あれ?ラン?僕…」
「よかった!やったー!やったー!」
キジムナーに取り憑いていたバチは、ランの光で吹き飛ばされたようです。
すっかり元通りになりました。

ランのお母さんも無事です。
「ごめんなさい…僕…」
「ううん。助けてくれてありがとう。それに謝るのは私の方だね」
他のひなりん達も戻ってきました。
「キジムナーありがとう。そしてコソコソ悪く言ってごめんなさい」
「なんだか照れるなー! そんな事よりさ、家を直してさ!またみんなで踊ろうよ!」
「うん!うん!」

ここは沖縄の森の中。
めったに人は入らないずっとずっと奥の方。
光の妖精ひなりんとキジムナーは三線に太鼓、踊り、歌い、まるで毎日がお祭りのよう…
おしまい
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合同会社STORY WORKS
ぎまパパチャンネル[プロジェクションマッピング/Scratch/TouchDesingnerの使い方/VJ]
合同会社STORY WORKS代表 儀間博成
沖縄県在住 44歳
沖縄県宮古島出身。映像クリエイター/空間演出家。
合同会社STORY WORKS 代表として、プロジェクションマッピング、3DCG、インタラクティブアート、3Dビジョンなど、空間を活かした映像演出を手がけています。
33歳で個人事業「ONE ACTION」として独立。
世界遺産・中城城跡、沖縄体験王国むら咲むら、東京・築地本願寺でのイベント「TOKYO CHEMISTRY」、東京・渋谷のレストラン常設演出、マニラの飲食店壁面演出など、国内外のさまざまな空間で映像制作を担当してきました。
2025年2月14日には合同会社STORY WORKSを設立。
EXPO 2025 大阪・関西万博のプロジェクションマッピング制作にも携わるなど、技術と感性を融合した表現で、空間に“物語”を映し出す制作を追求しています。
また、絵本制作、イベント企画、子ども向けプログラミング教室、YouTubeでの発信など、映像の枠を超えたクリエイティブ活動も展開しています。